瓦屋根修理の費用相場｜依頼すべきタイミングと自分で行う方法も合わせて解説

瓦屋根がずれたり破損したりして修理が必要になった際、どのくらいの修理費用がかかるのか不安に思う方も多いでしょう。この記事では、瓦屋根修理の費用相場から自分で行う方法まで解説しているので、参考にしてみてください。

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瓦屋根修理を依頼すべき？放置してもいい？

瓦屋根の一部がかけていても、本当に修理が必要なのか不安に思うこともあるでしょう。本当は修理が必要ないのに修理を依頼してしまい、無駄な費用がかかってしまうのも嫌ですよね。ここでは瓦屋根修理を依頼すべきタイミングを紹介するので、ご自宅の屋根が以下の症状に該当するかどうかを確認してみてください。

瓦屋根修理を依頼すべきタイミング

耐用年数が過ぎた時
雨漏り、ヒビなど劣化症状がでた時

まず、耐用年数が過ぎた時は修理を依頼すべきでしょう。新築20年以上を超えてくると、屋根の葺き替えや葺き直しが必要になってきます。ご自宅の築年数が20年を超えている場合は耐用年数を超えている可能性もあるので、全体の葺き直しも視野に入れておくと良いでしょう。

また、雨漏りや屋根のヒビなど、具体的な被害が起きている場合も依頼するようにしましょう。

放置するとどうなる？

上で紹介したような症状を放置してしまうと、部屋に雨漏りが起きたり、最悪の場合屋根が崩れ落ちてしまうこともあります。一見表面だけの破損に思われますが、放置してしまうと内部の下地や骨組みを腐食してしまったり、防水シートを劣化させたり、さらには野地板が腐ってしまうこともあります。早いうちに依頼するようにしましょう。

瓦屋根修理の費用相場

瓦屋根修理を業者に依頼した場合の費用相場を紹介します。

	修理内容	費用相場
全体修理	葺き替え	80~250万円
全体・部分修理	塗装	部分修理：20~50万円全体修理：80~150万円
部分修理	釘の打ち直し	20~60万円（範囲による）
部分修理	瓦の修理・交換	25~100万円
部分修理	漆喰修理	20~60万円

上で紹介した費用は、30~50坪の家の場合の費用相場になります。部分修理か全体修理かによって費用は異なりますので、注意しておきましょう。なお1枚単位の簡単な屋根修理を行う場合は、1~3万円ほどで修理可能です。

瓦屋根修理の費用を抑えるには

瓦屋根修理の場合、葺き替えや塗装など全体修理が必要になった場合は費用が高額になってくることもあります。ここでは、瓦屋根修理費用を抑える方法を解説します。

火災保険を適用する

火災保険制度を利用して、費用を抑える方法があります。火災保険制度は、自然災害によって屋根が破損した場合に適用することができます。具体的な自然災害は以下の通りです。

災害種別	例
風災	暴風、突風、竜巻、暴風雨など
ひょう災	ひょう（雹）による被害
雪災	雪崩や積雪、雪どけ水による被害

これらの自然災害によって瓦屋根が破損した場合は、火災保険制度を適用して修理費用を抑えることが可能です。ただし、経年劣化や人的事故で瓦屋根が破損した場合はこの限りではないので注意しておきましょう。

補助金や助成金制度を利用する

自治体や地域によっては、瓦屋根修理に補助金・助成金制度を用意しているところもあります。工事費用の一部や場合によっては全額を保証してもらえることもあるので、お住まいの地域のホームページから確認すると良いでしょう。

なお、地域の補助金・助成金制度を利用する際は、以下のような条件があるので満たセルかどうか確認してみてください。

市区町村内に住民票があり、かつ自宅が建っていること
税金、各種支払いを滞納していないこと
指定期間内に工事を終えること

定期的にメンテナンスをおこなう

屋根に違和感がない普段の状態から、定期的にメンテナンスをおこなっておくことで、メンテナンスの少額費用だけで屋根の状態を維持しておくことができるため、修理が必要になった時でも高額な費用がかかりづらく、費用を抑えて依頼することが可能になります。屋根のメンテナンスでは屋根の点検として、破損箇所の有無チェックや清掃をおこなってくれます。毎日日光や雨をあびて劣化する速度も速いため、5~7年に一度はメンテナンスをしておけると良いでしょう。

瓦屋根修理は自分でできる？

瓦屋根修理は自分でできるのか疑問に思われる方も多いですが、基本的には業者に依頼しましょう。というのも、屋根修理となると屋根に登って修理する必要があり、転倒や落下の危険を伴う作業になるためです。軽微な屋根修理だと、費用もそこまで大きくなりません。無料見積もりはいつでも受け付けていますので、瓦屋根修理で不安に思ったことがあれば、ぜひ株式会社美全へご相談ください。

自分でできる瓦屋根修理は？

もしご自身で瓦屋根修理をされたい場合、以下のようなケースだと自分で修理することが可能です。

小さなひび割れ・破損破損が起きているケース
数枚程度の屋根材破損ですんでいるケース

破損箇所が小さい場合は、ご自身で瓦屋根修理をしていただくことも可能です。ただし、屋根に登って作業を行うことになるため、必ず「屋根に登る人」と「ハシゴを押さえる人」の2名体制で終売りを行うようにしましょう。

なお、雨漏りが発生しているケースや、屋根材・瓦の破損が広範囲に渡っているケースだと、瓦だけでなく下地や基礎部分まで修繕しなければならないこともあるため、下手に触らずに業者に見てもらうことをおすすめします。

瓦屋根修理を自分で行う方法

続いて、軽微な瓦屋根修理を自分で行う方法を解説します。

防水テープで瓦を補修する

瓦屋根の穴の空いた部分やひび割れした部分に、防水テープを貼って補強する方法です。この中で最も簡単な方法ですが、完全修復するわけではないため、あくまで応急処置的な補修方法であると言えるでしょう。

防水テープは、ホームセンターなどで500〜1000円程度で購入できます。

パテで瓦を補修する

続いて、瓦屋根修理用のパテで、ひび割れ部分を補修する方法です。パテはホームセンターで500〜1000円ほどで購入できますので、探してみてください。

なお、パテで瓦を補修する際は、以下の手順で行うと良いでしょう。

ひび割れしている部分にパテを塗る
ヘラなどを用いて、パテを滑らかにする
はみ出ている部分を雑巾や新聞紙で拭き取る
銅板をあてがって補強する
瓦を元に戻して補修する

ひび割れ部分をコーキング材で補修する

コーキング材とは、すきまやヒビをうめて充填することができる資材です。コーキング材自体はホームセンターで1,000円ほどで購入でき、コーキングを塗布するためのコーキングガンは1,000円〜で購入できます。

コーキング材を用いてひび割れ補修をする場合は、以下の手順で行うようにしましょう。

補修する部分を丁寧に清掃し、乾燥させる
割れている部分にコーキング材を充填する
ヘラなどを用いて滑らかにする
はみ出ている部分は雑巾や新聞紙で拭き取る
ある程度固まったら、瓦を元の場所に戻す

瓦屋根材を取り替える

最後に、瓦屋根材を自分で取り替える方法です。瓦屋根自体はホームセンターで1枚数百円ほどで購入可能ですが、屋根のサイズに合わせて採寸した上で設置しないと、雨漏りの原因になることもあるので注意しておきましょう。

ご自身で瓦屋根材を取り替える際は、以下の手順で行います。

破損した瓦屋根を取り除く
購入した瓦屋根を用意し、凸型のツメ部分をトンカチやかなづちで慎重に取り除く（瓦屋根材自体を破損しないよう、慎重に行なってください）
一度瓦屋根剤をはめてみて、正確にはまるかどうか確認する
はまらない場合は、サンダーとカッターを用いて採寸する
採寸完了後、瓦屋根をはめる

瓦屋根修理を依頼する業者の選び方

最後に、瓦屋根修理を業者に依頼する際の業者の選び方を解説します。悪質業者を排除し、優良な業者を選ぶために知っておきたいポイントを紹介するので参考にしてみてください。

実績・口コミを確認する

業者のホームページから実績を確認したり、口コミサイト・SNSで口コミを確認すると良いでしょう。

実績が豊富な業者だと、屋根瓦修理のノウハウがたまっているため安心して任せることができます。結果として施行不良が起きる可能性がかなり低くなるでしょう。

また、口コミやSNSを確認して、その業者の悪評がないかも事前に確認しておきましょう。

なお、株式会社美全の実績はこちらで確認することが可能です。

見積もりを細かく説明してもらう業者を選ぶ

瓦屋根修理の見積もりをみることで、業者が優良か悪質か見分けることが一程度可能です。

見積書をもらった段階で、「見積書が項目別に細かく記載されているか」「それぞれの項目に関して質問すると、はぐらかすことなく丁寧に答えてくれるか」の2点に注目しておきましょう。優良業者ならそれぞれの費用がかかっている背景を細かくできるはずですが、ぼったくり魚者や悪徳業者の場合、よくわからない雑費や諸経費に費用が計上されている場合が多いです。

飛び込み営業は避けたほうがいい

瓦屋根修理を飛び込み営業で販売してくる業者には注意が必要です。「このままだと雨漏りする」「今のままだと屋根材が強風で飛ばされてしまう」と不安を煽って営業をしつつ、屋根瓦修理契約を取り付けようとしますが、契約を交わす前に他の業者にも相談して、修理が必要かどうか確認するようにしましょう。

また中には、「無料診断をします」といって屋根に登って点検してくれる業者もありますが、屋根に登って何をしているのか地上から確認できないことも多いため、いきなり飛び込み営業できた業者に屋根を登らせるのは避けたほうが良いでしょう。

まとめ

瓦屋根修理は、1枚単位で修理する場合は数万円、屋根全体を修理する場合は、範囲によって20万円〜200万円ほどの費用がかかります。ご自身でDIYで修理することもできますが、高所に登って危険を伴う作業になるため、極力業者に依頼して修理を依頼することをおすすめします。

弊社株式会社美全は、兵庫県・近畿圏内の施工実績が豊富で2,500件を超える実績があります。経験豊富な職人も多く、さまざまな塗料・工事プランを用意していますので、ぜひ一度弊社へ見積もりに相談してみてください。