初めての外壁塗装、どのくらいの費用で始められるのか全く見当がつかないですよね。この記事では、外壁塗装の費用相場を簡単に解説します。また、費用を抑えるポイントや塗装業者の探し方まで解説しているので、塗装が必要になった方は参考にしてみてください。
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外壁塗装の費用相場
外壁塗装の費用を簡単に解説します。そもそも、外壁塗装は塗装面積によって費用が変わるため、家の大きさによって金額が大きく変わってきます。
ここでは、家の大きさを坪数で換算し、費用相場を解説していきます。
坪数 | 塗装面積 | 費用相場 |
20坪 | 70~90㎡ | 30~50万円 |
30坪 | 108〜128㎡ | 50~80万円 |
50坪 | 188~208㎡ | 80~120万円 |
70坪 | 267~287㎡ | 115~165万円 |
90坪 | 346~366㎡ | 150~200万円 |
100坪 | 381~411㎡ | 160~240万円 |
150坪 | 574~614㎡ | 250~350万円 |
塗装面積の計算式は以下の通りです。
塗装面積 = 坪数 × 3.3 × 1.2 |
まず家の坪数×3.3で延床面積を算出します。これはおおよその外壁の面積と一致します。
そのうえで、塗装面積を算出するための係数1.2をかけることで算出することができます。外壁の形状や素材によって塗装面積は変わるため、幅を持たせて相場を紹介しています。
なお、上で紹介した費用はあくまでも目安であり、塗料を変えたり屋根塗装まで加えたりすると高くなるので注意してくださいね。
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外壁塗装費用の内訳
外壁塗装費用の内訳を解説していきます。外壁塗装にかかる費用は、塗料代・工事費・足場代の3つの費用に分かれます。
塗料費用
塗装に使う塗料にかかる費用です。塗料の種類によって費用が違うので、ここでは1平米あたりの費用相場を紹介します。
1㎡あたりの価格相場
- アクリル塗料:約1,000円
- ウレタン塗料:約1,500円
- シリコン塗料:約3,000円
- フッ素塗料:約4,000円
- 光触媒塗料:約5,000円
- 無機塗料:約5,000円
- シーラー(下塗り用):約800円
塗料によって「雨に強い」「木材の外壁に強い」などさまざまな特徴があります。どの塗料にするかは業者と相談しつつ決めると良いでしょう。
一般的には高い塗料の方が耐久年数が長い分長持ちします。値段の安い塗料だと、数年単位で塗装し直す必要があるのでその点には留意しておいてください。
なお、外壁塗装は下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りで塗るのが基本です。これは塗料の効果を最大限生かすためであり、一度塗って乾かして再度塗ってを繰り返して3回塗ることになります。
したがって塗料費用は、3回分の塗料代金がかかってきます。ただし下塗りは基礎部分となるためシーラーなどの簡易的な塗料で塗ることが多く、少し安めの価格設定になっています。
工事費・人件費
工事費用・人件費としてかかる費用です。さまざまな費用が含まれているため順番に見ていきましょう。
飛散防止ネット
塗料や資材の破片が家の周りに飛ばないよう、ネットをはるためにかかる費用です。
1㎡あたり100〜200円が相場です。
養生
外壁以外の部分に塗料が付着しないよう、マスキングテープなどを貼って防止します。ドヤが窓、サッシなどに貼ることが多いです。
1㎡あたり300円が相場です。
高圧洗浄
塗装を行う前には外壁を綺麗に掃除しておき、その後綺麗な外壁に塗料を塗っていきます。その際、高圧洗浄を施すための費用として高圧洗浄費がかかってきます。
1㎡あたり200~300円が相場です。
付帯工事費用
ほかにも、必要に応じてかかってくる費用もあります。例えば以下の費用です。
- シーリング補強
- シーリング打ち替え
- 下地補修代
塗装が剥げてくると、外壁の下地部分まで傷やヒビが入っていることもあります。その場合上から塗料を塗ってもすぐに劣化してしまう可能性があるため、下地部分の補償が必要になります。
その下地の補修や補強にかかってくる費用がここで挙げている費用です。なおシーリングとは、外壁材の隙間やひび割れ部分にシーリング剤を埋め込んで補修するための工事のことを指します。
その他工事費用
そのほかにも、残った廃材を処理するための廃材処理費用や、現場の管理のためのコストとして現場管理費、移動のための交通費などがかかってきます。最終的に残った金額が塗装業者の利益になります。
足場代
塗装工事をするためには、職人さんが安全にするための足場を設置する必要があります。足場は家の周りを囲うように設置されます。
家の外周を覆うように設置されるため、外壁面積×1.3を足場面積として見積もっておくと良いでしょう。具体的な足場代の計算式は以下の通りです。
足場代 = 塗装面積 × 1.3 × 足場代単価 |
足場代の平米あたり単価は600〜800円ほどになっており、足場の組み方によって異なります。
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30坪の家の外壁塗装費用例
日本の一軒家の一般的な広さは30坪と言われています。ここではその30坪の家を例に、外壁塗装の費用例を紹介します。
費用内訳 | 費用項目 | 単価 | 面積 | 費用 |
塗料代 | 下塗り※シーラー | 1,000円 | 110㎡ | 110,000円 |
中塗り | 2,000円 | 110㎡ | 220,000円 | |
上塗り | 2,000円 | 110㎡ | 220,000円 | |
工事代 | 飛散防止ネット | 200円 | 130㎡ | 26,000円 |
高圧洗浄 | 300円 | 130㎡ | 39,000円 | |
養生 | 200円 | 130㎡ | 26,000円 | |
工事管理費 | ー | ー | 30,000円 | |
廃材処理費 | ー | ー | 30,000円 | |
足場代 | 700円 | 143㎡ | 100,100円 | |
合計 | 801,000円 |
今回の例では、約80万円ほどの費用になりました。下地に補修が必要だったりシーリング工事が必要な場合だと、ここから追加で費用がかかってきます。
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外壁塗装の費用を安くする方法
通常の一軒家でもおおよそ50〜80万円かかる外壁塗装。決して安い買い物ではありませんよね。
ここでは外壁塗装の費用を抑える方法を紹介していきます。
屋根塗装も一緒に依頼する
外壁塗装と一緒に屋根塗装を依頼することで、費用を安くすませることができます。
屋根塗装をする際にも足場を設置するのですが、この足場は外壁・屋根塗装どちらも同じものを使えます。そのため、外壁塗装と屋根塗装をまとめて依頼することで足場代を一回分に抑えることができ、総コストを安くすることができるのです。
上で紹介した30坪の例だと約10万円が足場代としてかかっていましたが、この費用を1回で抑えられるのはかなりお得でしょう。
助成金・補助金制度を利用する
市区町村ごとに助成金・補助金制度が用意されていることがあるため、そういった制度を利用するという手もあります。塗装費用の10~20%分の補助金が相場となっており、市区町村によっては助成金がないエリアもあります。
助成金が出るかどうかを検索するときは、地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイトが参考になります。お住まいの市区町村で検索し、助成金が出るかどうか確認してみましょう。
火災保険を使う
「地震のせいで外壁が剥がれた・・」「火事で燃えてしまい外壁塗装工事が必要になった・・」
こういった災害によって外壁塗装工事が必要になった場合は、火災保険を利用して費用を減免してもらうことが可能です。塗装業者に塗装費用の見積もりを出してもらい、その見積もりと災害箇所の写真を保険会社に提出することで、後程費用を支払ってもらえます。
場合によっては保険内容によっては費用を全額補填してもらえる可能性があります。
補填内容や条件、補償金額は保険制度によって異なるので、加入している火災保険制度を事前に確認しておくことが大切です。
複数者に相見積もりして値下げする
複数社から見積もりを出してもらって比較しつつ、値下げ交渉をするという手もあります。一番安い見積もりを出した企業の金額を別の企業に見せたうえで、もっと安くならないか交渉してみても良いでしょう。
ただし、何としても工事件数が欲しい悪徳業者も中にはあるので、そういった業者に値下げをしすぎると手抜き工事にもつながってしまいますので、あまりにも無茶な値下げはやめておいた方が良いでしょう。
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外壁塗装業者の探し方
外壁塗装業者は数多くあり、どうやって探せば良いのかわからないという方も多いのではないでしょうか。ここでは、外壁塗装業者の探し方を紹介していきます。
お住まいの市区町村×外壁塗装で検索する
お住まいの市区町村名×外壁塗装、といった語句で検索サイトで検索する方法です。例えば千代田区に在住の場合「千代田区 外壁塗装」と調べて、検索結果に出てくる業者に見積もりを出してもらいます。
さまざまな業者が紹介されているポータルサイトや地場企業が検索結果に出てくるので、ホームページを見つつ見積もり依頼を出してみてください。この際「大手企業だけ」「地場企業だけ」といった形で絞って見積もりをせずに、幅広い企業から複数者に見積もり依頼を出しておき、比較できる材料を集めるようにすることがおすすめです。
友人・知人に紹介してもらう
友人や知人、親族の中に外壁塗装をしたことがある方がいるかもしれません。その場合は友人や知人・親族に紹介してもらっても良いでしょう。
知り合いに紹介するからには悪徳業者は紹介できないので、安心・安全な業者を紹介してもらえる可能性が高いです。
最近はSNSなども盛んなので、周りの方に聞いて紹介してもらっても良いかもしれませんね。
一括見積もりサービスを利用する
外壁塗装業者を探すのは面倒ですし、最近は悪徳業者でも一見優良業者のようなホームページの作り方をしているところもあります。これらを1つずつ判別しつつ、良い業者を見つけるのはかなり労力がかかるでしょう。
そこでおすすめなのが一括見積もりサイトです。まとめて複数者から塗装費用の見積もりを出してもらえるので、探す手間がかなり省けて優良業者の判別に時間を使えます。
一括見積もりサービスで見積もりを取った上で、電話対応が丁寧かどうか、見積もりがしっかりしているかなどを見つつ優良業者を判別するのも良いでしょう。
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塗装業者を選ぶ前に知っておきたいポイント
外壁塗装業者を探したら、次はどの業者にするか決めることになります。ここでは塗装業者を見極めるために知っておきたいポイントを紹介します。
大幅値引き・キャンペーン・激安業者は要注意
大幅値引きやキャンペーン、激安業者には注意しておきましょう「足場代無料」「50%オフ」といったキャンペーンをしている業者は多くあり一見魅力的には見えますが、外壁塗装は原価がかかりますので大幅な値引きは構造上しづらいです。その中でも激安にしたり値引き、キャンペーンをしたりする業者は悪徳業者の可能性が高いです。
手抜き工事をされたり、工事途中で大幅な追加費用を請求してきたりなど、悪質なケースに出会ってしまうこともありますので、値引きやキャンペーンには注意しておきましょう。
見積書を見れば優良業者がわかる
塗装工事前にもらう見積書で悪徳業者を見極めることも可能です。ぼったくりや手抜き工事をする悪徳業者は、見積書が曖昧に書かれていることも多いです。
例えば、以下のような見積書は注意しておきましょう。
工事内訳 | 費用項目 | 費用 |
塗料代 | ー | 300,000円 |
工事費用 | 高圧洗浄費 | 70,000円 |
養生 | 80,000円 | |
足場代 | ー | 90,000円 |
その他 | ー | 200,000円 |
合計 | 740,000円 |
この見積書は、
- 塗料代金の内訳がわからない。3回塗りをしてくれるのか、どういった塗料を使うのかわからない。
- 各工事費用の単価・工事面積がわからない。
- その他費用の内訳がわからない。どういった費用に使われるのか不明。
という点で、不親切な見積書です。最低でも、上の段落のシミュレーション部分で紹介したような項目・単価・面積がわかる見積書になっているところが多いはずです。
見積書をもらったタイミングで、担当者にそれぞれの費用の内訳や単価、塗装面積を細かく聞いてみてください。説明してもらえれば問題ないですが、きちんと根拠を説明してくれない業者は費用上乗せ・手抜き工事をしている悪徳業者の可能性が高いです。
地元の施工実績があるか確認する
塗装業者を探す際は、お住まいのエリアで施工実績があるかどうかを確認してください。
その地域の気温や気候・立地を加味した塗装は、その地域の施工実績がある業者でないとわかりません。例えば、海の近くなら潮風が強い塗料が必要ですし、気温が高い地域なら耐熱・遮熱塗料などを用いないと塗料が長持ちしません。
各業者のホームページには施工実績が書いてあることが多いので、あらかじめお住まいのエリアでの施工実績があるかを確認しておきましょう。
なお、弊社株式会社美全は施工実績が豊富で、年間200件を超える施工実績を誇ります。外壁塗装ポータルサイトNo.1の「ヌリカエ」でも兵庫県内施工実績1位・近畿地方施工実績3位をいただいていますので、兵庫県・近畿圏内の外壁塗装はぜひ弊社へ一度ご相談ください。
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外壁塗装の費用が高い!塗装の代わりにできることは?
外壁塗装の費用を一通り見てみたが、思ったより費用が高く予算オーバーしてしまう方もいるでしょう。ここでは外壁塗装の代わりにできることを紹介していきます。
部分塗装をする
補修が必要な部分だけ塗装をする、部分塗装という方法もあります。家の構造や日当たりのせいで一部だけ塗装が剥げたような場合におすすめです。
全面の外壁塗装をするよりも費用を抑えられ、全面塗装が必要になった時にはその部分だけ塗装をしないこともできるので、全面塗装にかかる費用も抑えることができます。
ただし耐久性の低い塗料を使ってしまうと、全面塗装の際に再度上塗りしなければならないこともあるので、結果的に費用が高額に膨らんでしまうこともあります。
塗料のグレードを下げる
塗料のグレードを下げて費用を安くすることで、塗装費用を予算内に抑えることも可能です。ただし、塗料のグレードが下がるほど耐久年数がも下がります。そのため、塗料のグレードを下げると短期間で外壁塗装を繰り返してしまうことになり、結果的に総費用が高額になってしまいます。むやみに塗料のグレードを下げて「安物買いの銭失い」にはならないようにしたいですね。
リフォームローンを使うという手もある
一括で塗装費用を捻出できない場合は、リフォームローンを使うという手もあります。金利はかかってしまいますが、月々一定金額を返済していけば良いので、今手元に現金がない場合でも工事を進めることができます。
なお、今も住宅ローンを支払っている方の場合は同じ金融機関に相談することで金利優遇制度を受けられることもあります。まずは住宅ローンを利用している金融機関に聞いてみましょう。
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まとめ
外壁塗装費用の相場は一般的な30坪の一軒家で50~80万円ほどです。決して安い金額ではありませんが、ローンを利用したり屋根塗装もまとめておこなったりすることで費用を抑えることは可能です。悪徳業者も多いので、しっかり検討・判断した上で納得したところに塗装を依頼することが大切です。
弊社株式会社美全は、兵庫県・近畿圏内の施工実績が豊富で2,500件を超える実績があります。経験豊富な職人も多く、さまざまな塗料・工事プランを用意していますので、ぜひ一度弊社へ見積もりに相談してみてくださいね。