自宅の屋根塗装をご検討中の方は、実際にどれくらいの費用がかかるのかが気になる方も多いでしょう。屋根塗装の費用は屋根の種類や坪数、塗料の種類によって変動します。
本記事では、屋根塗装の坪数別の費用相場や屋根塗装を安くするコツなどを解説していきます。
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屋根塗装の費用相場は40万円〜50万円
一般的な30坪の屋根塗装の費用相場は40万円~50万円です。屋根塗装は塗装する面積(坪数)や塗装時に用いる塗料によって費用が変動しますが、屋根塗装のみの工事の場合はおおよそ40万円~50万円程度になります。
坪数 | 屋根塗装の費用相場 |
20坪 | 30万円~40万円 |
30坪 | 40万円~50万円 |
40坪 | 50万円~60万円 |
50坪 | 60万円~70万円 |
60坪 | 70万円~80万円 |
また、屋根塗装を行う際には外壁塗装も一緒に工事をすることが多いです。屋根と外壁を一緒に工事をすると足場が共通で使え、費用も1回分の設置費用のみになるため、別々に工事をするよりもお得に工事ができます。
屋根塗装の費用内訳
屋根塗装の費用には塗料代、足場代、工事費(人件費)の3種類に分けられます。それぞれについて解説してきます。
塗料代
屋根塗装で重要になってくる塗料にはさまざまなグレードがあります。グレードによって塗料の耐久年数や費用が変わってくるので正しく把握しておきましょう。
塗料の種類 | 耐久年数 | 費用相場 |
アクリル塗料 | 3~8年 | 1,000~1,800円/㎡ |
ウレタン塗料 | 5~10年 | 1,700~2,500円/㎡ |
シリコン塗料 | 7~13年 | 2,300~3,500円/㎡ |
ラジカル塗料 | 8~16年 | 2,200~4,000円/㎡ |
フッ素塗料 | 15年~ | 3,500~4,800円/㎡ |
耐久年数の長い塗料の方が性能が良いため、費用が高くなります。塗料の種類の中でも特に人気なのが「シリコン塗料」です。カラーバリエーションがあることや耐久年数が長いわりに費用が安いため、コストパフォーマンスの高い塗料として人気です。
また、屋根塗装の塗料を選ぶ際には費用が高くても耐久年数の長い塗料を選ぶことがおすすめです。屋根は毎日雨や風にさらされ、定期的なメンテナンスや塗装が必要となる部分になります。費用を抑えて耐久年数の短い塗料にした場合にはすぐに塗り直さなければならなくなり、結果的に費用がかさむことになります。
そのため、定期的なメンテナンスコストを考えて、ある程度耐久年数の長い塗料を選ぶようにしましょう。
足場代
屋根塗装では、安全管理や近隣住宅への配慮、施工品質の担保を目的に足場が組まれます。足場代の費用相場は一般的な30坪の住宅の場合で約20万円前後(700円~1,000円/㎡)となります。
家の外周を覆うように設置されるため、「外壁面積×1.3」を足場面積として見積もっておくと良いでしょう。具体的な足場代の計算式は以下の通りです。
足場代 = 塗装面積 × 1.3 × 足場代単価
屋根と外壁の塗装を別のタイミングで行う場合はこの20万円が2回かかってきますが、一緒のタイミングで工事をすれば1回分の費用で済むのでとてもお得です。
工事費(人件費)
屋根塗装の工事は、高圧洗浄、下地補修、タスペーサー、塗装(下塗り・中塗り・上塗り)など様々な工程があります。工程ごとに以下のように費用がかかります。
工事工程 | 費用相場 |
高圧洗浄 | 200~300円/㎡ |
下地補修 | 15,000~50,000円 |
養生 | 250~400円/㎡ |
タスペーサー | 400~600円/㎡ |
塗装(下塗り・中塗り・上塗り) | 2,300~3,500円/㎡ (※シリコン塗料) |
工事工程のうち、下地補修に関しては今の屋根の劣化状況によってかかる費用が変わってきますので注意しましょう。
その他の費用変動要素
塗料代、足場代、工事費(人件費)以外にも、以下のように屋根塗装の費用を変動させる要素があります。
- 屋根の面積
- 屋根の数
- 屋根の勾配
- 屋根材の種類
屋根の面積
屋根の塗装費用は屋根の面積(㎡)× 塗料の単価によって算出されるため、屋根の面積が広ければ広いほど費用が高くなっていきます。
実際に屋根塗装を行う場合は、業者が屋根にのぼり、計測器を用いて屋根の面積を測ります。この計測方法は実際に屋根にのぼる必要があるので、自分では計測できません。
自分で屋根の面積を求める際には、「1階の床面積 × 1.5 = 屋根面積」という計算式を使って求めるのが良いでしょう。
屋根の数
出典:https://suvaco.jp/project/h1vj9xDjpu
屋根が1つにつながっているタイプの屋根であれば問題ないですが、写真のように2つ以上ある住宅もあります。その場合は、屋根が1つの住宅よりも塗りにくく、必要となる塗料の量も増える場合があり、費用が高くなるので注意しましょう。
屋根の勾配
屋根の勾配が大きければ大きいほど屋根の塗装面積も増えます。そのため、同じ坪数の住宅であっても勾配が違えば費用が異なります。また、屋根の勾配の大きさによっては屋根に乗って作業ができなかったり、不安定な足場を補強するために追加で足場代がかかることもあり、費用がかさんでしまいます。
屋根材の種類
屋根材はスレート屋根、ガルバリウム鋼板、トタン屋根、セメント瓦などがあり、それぞれ塗装費用が異なります。一般的な30坪の住宅でシリコン塗料を使った場合の屋根材別の塗装費用は以下の通りです。
屋根材 | 費用相場(30坪×シリコン塗料) |
スレート屋根 | 30万円~40万円 |
ガルバリウム鋼板 | 30万円~50万円 |
トタン屋根 | 25万円~30万円 |
セメント瓦 | 30万円~35万円 |
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屋根塗装の費用を安くするコツ
屋根塗装は40万円〜50万円ほどかかりますが、費用を安く抑える方法もあります。ここでは屋根塗装の費用を安くするコツを紹介します。
外壁塗装と一緒に塗装する
前述の通り、屋根塗装と一緒に外壁塗装を行うことで、足場代の設置費用が削減できるので費用を安く済ませることができます。
また、外壁塗装と屋根塗装を一緒に行うことで、業者探しや現地調査、工事の打ち合わせ、工事日程の調整、近隣住宅への周知なども1度に終わらせることができます。どの工程も手間と時間がかかることなので1回で済ませられた方が時間的なコストもカットできます。
自社施工できる業者に依頼する
外壁塗装の費用を安くするには、自社施工を行っている業者を選ぶことが重要です。外壁塗装を行っている業者はハウスメーカーから大手リフォーム会社、工務店、地元の塗装業者などさまざまです。
ハウスメーカーや大手リフォーム会社などは下請けや孫請けの業者に依頼をしていることが多く、その分中間マージンが発生するため、費用が高くなる傾向にあります。
一方、自社内で職人を抱えていて自社施工が可能な業者の場合は、中間マージンがかからないのでその分安く施工することができます。
屋根塗装で使える助成金を申請する
屋根塗装と外壁塗装では、お住まいの自治体によっては施工費用の10%程度を補助してくれる補助金・助成金制度がある場合があります。
各自治体に助成金制度があるかどうかを知りたい場合には「地方公共団体における住宅リフォーム支援制度検索サイト」やお住まいの地域の自治体のHPを確認するのが良いでしょう。
火災保険を利用する
風災や火災などの自然災害による屋根の破損が要因で屋根の補修が必要になった場合は、火災保険を利用することができます。火災保険は何度でも利用できますが、被害から3年以内のものしか対象とならないので、早めに申請を行うようにしましょう。
屋根塗装すべきタイミングと劣化症状
最後に屋根塗装をすべき屋根の劣化症状について紹介します。自宅の屋根の劣化状況を正しく把握し、早めにメンテナンスを行うようにしましょう。
屋根塗装が必要な劣化症状は以下になります。
緊急度 | 劣化症状 | 概要 |
★★★ | 屋根の欠け・剥がれ | ・すでに屋根が欠けてしまっている場合や塗膜の剥がれがある場合は早急に補修を行いましょう・屋根材自体が剥がれている場合は塗装では補修できないため、張り替えやカバー工法が必要です |
★★ | 屋根のひび割れ・反り | ・屋根がひび割れすると雨漏りしたり、家の壁や柱の腐食につながるため、至急メンテナンスを行いましょう・塗装だけではなく、ひび割れの補修も必要です |
★ | 屋根の藻やカビの発生 | ・経年劣化によって屋根の防水性能が低下すると藻やカビが発生しやすくなります・放置すると屋根の腐食やひび割れにつながるので早めに塗装を行いましょう |
屋根の色あせ | ・劣化症状として軽微なので急ぎの塗装は不要・ただし、色あせが特に目立つ場合や家の美観を保ちたい場合は塗装しましょう |
屋根塗装ではメンテナンスしきれない場合もある
屋根の劣化症状的には塗装ではメンテナンスしきれない場合もあります。例えば、屋根材の間に隙間があいてしまっている場合や屋根に穴が空いている場合、屋根が飛んでしまった場合などです。
それらの症状の場合は屋根の張り替えや重ね張り(カバー工法)などの大きめの工事を行う必要があります。
- 屋根の張り替え・・・既存の屋根をすべてはがして新しい屋根材を設置する工法
- 屋根の重ね張り(カバー工法)・・・既存の屋根材の上から新しい屋根材を設置する工法
自宅の屋根の劣化状況がわからない・判断できない場合は、専門業者に相談して現地調査をしてもらうようにしましょう。
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まとめ
本記事では屋根塗装の費用相場や費用の内訳、費用を安くするコツについて紹介してきました。屋根塗装は塗料代や屋根の種類、屋根の劣化状況によって費用が変動します。できるだけ費用を安く抑えるには、外壁塗装と一緒に工事をするようにしましょう。
屋根塗装をご検討されている方はぜひ弊社にご相談ください。最適な屋根塗装のプランをご提案いたします。