外壁塗装について検討していると、知人や業者に「外壁塗装はまだするな」と言われたことがある方もいらっしゃるでしょう。外壁塗装は外壁の劣化症状や外壁材の耐用年数などを正しく把握した上で工事を行う必要があります。
本記事では、「外壁塗装はまだするな」と言われる理由や外壁塗装の正しい時期・タイミングについて解説します。外壁塗装の正しいタイミングを把握して満足のいく工事を実現しましょう。
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「外壁塗装はまだするな」と言われる理由
まずは「外壁塗装はまだするな」と言われる本当の理由について解説します。
- 家の築年数が浅い
- 外壁の劣化や汚れが軽度
- 外壁塗装に適した季節ではない
- 定期的な点検をしていない
- 業者に工事を急かされた
家の築年数が浅い
家の築年数が8〜10年未満の場合は今の外壁材の耐用年数が過ぎていないことが多いので、まだ外壁塗装をしなくても良い場合が多いです。
ただし、実際には住宅の周辺環境や日当たり、天候・天災などによって外壁の劣化状況が変わります。もしすでに外壁の汚れがひどかったり、ひび割れやチョーキング現象が起きている場合には早めに外壁塗装を行いましょう。
外壁の劣化や汚れが軽度
外壁の部分的な色あせや変色、カビや藻などの汚れの発生は劣化症状として軽度なものになりますので、急いで外壁塗装をする必要はありません。
また、外壁の汚れが気になる場合はまず外壁を洗浄することをおすすめします。部分的な汚れであれば自分でスポンジやブラシを使って洗うことができます。また、汚れが広範囲に広がっている場合や自分の手が届かない場所にある場合はプロに外壁洗浄をお願いするのも良いでしょう。
外壁塗装に適した季節ではない
外壁塗装をする場合にはおすすめの季節とそうでない季節があります。季節によっては外壁塗装で使用する塗料が乾きづらかったり、降水量が多くて外壁塗装の工事がしにくかったりするので、季節ごとの特徴を事前に把握しておきましょう。
| 季節 | 特徴 | おすすめ度 |
| 春（3〜5月） | ・天気が良い日が多く気温や湿度が安定しているので外壁塗装にはベストのシーズン | ★★★★ |
| 夏（6〜9月） | ・降水量の多い梅雨の時期は工事がしにくい・梅雨明け以降は晴れの日が多いのでおすすめ | ★★ |
| 秋（10〜11月） | ・春と同じく気温や湿度が安定しているので外壁塗装におすすめの時期 | ★★★ |
| 冬（12〜2月） | ・気温が5度以下になると塗料が乾かないので工事ができなくなる可能性がある・日が短いので1日の作業時間も短くなり、工事期間が長くなる場合がある | ★ |
上記のように、降水量の多い時期や気温が低い時期は外壁塗装をしないほうが良いと言われることが多いです。しかし、工事ができないわけではありません。外壁塗装の季節を決める際には自身の希望を業者にしっかりと伝えてベストなスケジュールを立てましょう。
定期的な点検をしていない
新築で家を建ててから一度もメンテナンスをしていない場合はまず業者に点検してもらいましょう。外壁の劣化状況は専門知識を持ったプロにみてもらわないとわからないことが多いです。実際に業者にみてもらうと自分では気づかなかった部分の劣化が見つかったり、正しい外壁塗装のタイミングを知ることができます。
業者に工事を急かされた
業者に相談した際に過度に工事を急かされたり、不安を煽るようなことを言われてその場で契約をさせれられそうになった場合には一度落ち着いて考え直すようにしましょう。
このような業者は実際には外壁塗装をするほどの劣化症状ではない場合でも無理に契約を迫ってくることがあります。その場合には一度持ち帰って考えるほか、他の業者にも点検してもらうことをおすすめします。
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外壁塗装の正しい時期・タイミング
「外壁塗装はまだするな」と言われる理由について理解できましたが、実際にはどのようなタイミングで工事を行うのが良いのでしょうか？
ここでは外壁塗装の正しい時期やタイミングについて解説します。
- 築8〜10年が経過したとき
- 塗料の耐用年数が過ぎたとき
- 外壁塗装をすべき劣化症状が出たとき
築8〜10年が経過したとき
外壁材として多く使われているサイディングやモルタルは築8〜10年を経過した以降から徐々に機能性が損なわれていきます。そのため、新築の場合は築8〜10年以降に一度業者に点検してもらい、外壁の劣化状況を診断してもらいましょう。
塗料の耐用年数が過ぎたとき
外壁塗装で使用する塗料にも耐用年数があるのでその年数が過ぎている場合には外壁塗装を検討しましょう。特に中古戸建を購入した場合や外壁塗装が2回目以上の場合は前回どの塗料で塗装をしているのかを調べて、耐用年数がどれくらい経過しているかを把握しましょう。
塗料別の耐用年数の目安は以下のとおりです。
| 塗料の種類 | 耐用年数 |
| アクリル塗料 | 5〜7年 |
| ウレタン塗料 | 8〜10年 |
| シリコン塗料 | 7〜15年 |
| ラジカル塗料 | 12〜15年 |
| フッ素塗料 | 15〜20年 |
| 無機塗料 | 20年〜 |
塗料の耐用年数はあくまで目安となります。耐用年数を過ぎていなくても外壁に明らかな劣化がある場合には早めに外壁塗装を行うようにしましょう。
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外壁塗装をすべき劣化症状が出たとき
外壁塗装のタイミングとして一番良いのは外壁塗装をすべき劣化症状が出ているときです。以下に工事の緊急度順に外壁の劣化症状をまとめていますので、自宅の劣化症状と照らしあわせて工事のタイミングを考えましょう。
| 劣化症状 | 特徴 | 緊急度 |
| 外壁の剥がれ・ふくれ | ・外壁の塗料（塗膜）がはがれてしまっている状態・劣化によって塗料の付着力が低下することが原因・剥がれているところに雨水が入ったり、湿気がたまるとさらに悪化してしまうので早めの工事が必須 | ★★★★★ |
| 外壁のひび割れ | ・外壁の表面的なひび割れは経年による塗膜の劣化がほとんど（軽度）・外壁本体に生じる深いひび割れは外壁（躯体）自体が割れてしまっている状態（重度）・重度のひび割れの場合は建物自体の耐久性が低下するので早めの工事が必須 | ★★★★ |
| コーキングのひび割れ | ・外壁同士をくっつけるためのコーキング部分のひび割れはコーキング材自体の劣化が原因・劣化によってコーキング自体が収縮したり、外壁から剥がれてしまうこともあるので、見つけたら早めの対処が必要 | ★★★ |
| 藻やカビによる汚れ | ・日当たりや風通しが悪い場所は藻やカビが発生しやすい・防水性のある塗料でも経年劣化によって効果が薄れ、藻やカビが発生しやすくなる・家の見栄えは悪くなるが自分でも洗浄できるため、工事優先度は低い | ★★ |
| チョーキング | ・雨や紫外線による外壁の劣化で、外壁の表面にチョークのような白い粉が浮き出ている状態・チョーキングが起きている場合は外壁の防水性が低下しているので、放置すると藻の発生や雨漏りにつながるため | ★★ |
| ツヤ引け・変色・色あせ | ・雨や紫外線により外壁のツヤがなくなったり、変色や色あせが起きている状態・家の見栄えは悪くなるが生活に大きな影響はないので、工事優先度は低い | ★ |
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外壁塗装は必要？やらずに放置したらどうなる？
現在、自宅の外壁に劣化症状を見つけたものの、「わざわざ業者に工事をしてもらうほどのことなのかわからない…」「本当に外壁塗装って必要なの？」と悩まれる方も多いと思います。
ここでは、外壁塗装をやらずに劣化症状を放置したらどうなるかについて解説します。
- 住宅の見栄えが悪くなる
- 雨漏りや害虫被害が発生する
- 建物の寿命が縮む
- メンテナンス費用が高くなる
住宅の見栄えが悪くなる
外壁塗装をする目的として最も多いのが家の見栄えの改善です。外壁塗装をすると新築のような外観に生まれ変わることができます。しかし、外壁塗装をせずに藻やカビ、汚れの発生をそのまま放置しているとさらに汚れが広がり、住宅の見栄えも悪化していきます。周りからは住宅のメンテナンスをしていないと思われるので近隣住民から怪しまれることもしばしばありますので注意しましょう。
雨漏りや害虫被害が発生する
外壁のひび割れや剥がれを放置しているとそこから雨がしみてきたり、害虫が入り込んでくることがあります。ひび割れや剥がれが悪化する前に早めに工事を行いましょう。
建物の寿命が縮む
住宅は定期的なメンテナンスを行うことがとても重要です。外壁の劣化症状を放置し続けると家の耐久性が次第に下がっていき、建物の寿命も縮んでしまいます。現在の家に長く住み続けたいという方は定期的にメンテナンスを行うようにしましょう。
メンテナンス費用が高くなる
定期的なメンテナンスをしていない住宅の場合は劣化状態が深刻で大規模な工事になることが多いです。その場合は工事費用も高額になります。一方、定期的にメンテナンスをしておけば小さい出費に抑えられるのでお金の面でもメンテナンスは重要です。
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外壁塗装は株式会社美全へ
弊社は創業から40年、西宮市を中心に兵庫県内全域で2,500件を超える外壁塗装と屋根塗装の施工実績があるほか、外壁塗装業界No.1のポータルサイト「ヌリカエ」経由での成約件数は兵庫県内で1位、近畿地方で3位を受賞しています。
また、社内には国家資格である1級塗装技能士やシーリング1級技能士がおり、ご提案から施工までを自社で一貫して対応できるため、それぞれのお客様に合わせた最適なご提案が可能です。
外壁塗装でお悩みの方はぜひ株式会社美全におまかせください。
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まとめ
本記事では、「外壁塗装はまだするな」と言われる理由や最適な外壁塗装のタイミングについて紹介してきました。せっかく工事をするなら自分にとって満足のいく工事にしたいものです。外壁塗装の時期やタイミングにお困りの際はぜひ弊社にご相談ください。お客様一人ひとりに合わせて最適な工事をご提案いたします。
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